油布宙 – 竹細工 (Interview in Japanese)

自己紹介をお願いします。

My name is Hiroshi yufu!

Bamboo art.

Hiroshi Yufu

油布さんのお仕事についてお聞かせ下さい。

叔父や祖父の時代から油布家では竹細工を営んでいた。父親が油布 昌伯の名前で海外へも販売のパイプを作った。私は4年ほど前から竹細工の学校や様々な先輩方に技法を教わり父親の油布竹龍舎の手伝いや個人ではウェブや先輩方とともにデパート等へ作品を出し販売している。(竹製のバックやお皿等)今年はニューメキシコのギャラリーで先輩の方々とともにセンターピースの販売に取り組む予定。今年はオブジェをメインに海外での販路に取り組む。

どのようにその作品をスタートしましたか?

竹の組合いの青年部が海外に販路を持ちたい意向を竹製品を多く扱うニューメキシコのタイギャラリーの協力のもと作成。海外ではどういった嗜好の物が好まれるのか?等指導して頂いた。

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竹の作品のアイディアは、どこから来ていますか?

影響を受けるのは自然から、宇宙から、人の動きから。

どのよう発想をして竹の作品のデザインに落とし込みますか?

竹の素材が生かせるように動きを持たせる。固い中での柔軟さ(竹そのもののしなり?)デザインが全てではなく作成途中で竹のしなりを出したくなれば変えて行く。竹の素材が自然に形を作る。

デザインにどのくらいかかりましたか?そして、竹の製作期間をお知らせ下さい。

オブジェは2週間以上かかる。

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竹はどこから来ますか?

竹の販売する業者に依頼している。

油布さんの中で、どのくらい日本的要素を取り入れて仕事に取り組んでいますか?そして、どのように日々、日本についてのインスピレーションを取り入れていますか?

やはり素材が竹だとわかる商品でなければ日本は感じられないでしょう。そして色は主に朱、黄、黒であるが日本古来から日本人の好む色であり漆塗装は日本の代表的な塗装技術である。

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油布さんにとって日本の伝統工芸とは?

オブジェが現代に合わせた物であっても先人が残した技法を使うことにより先人とともに現代に生きる事ができる。先生方も必死に取り組んでいる。病院での輸血の様にそれぞれの得意とする技法を後継者育成事業としてわれわれ若手に教えてくれている。
いつか同じように伝えたいと思う。

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何かのお知らせや、油布さん個人のイベントなどありますか?

私Hiroshi Yufuですが今年はニューメキシコのタイギャラリーでセンターピースの販売をメインに活動。

最後に日本の工芸に興味のある海外の方に一言お願いします。

竹の使用の歴史は木と同じく古来からあり多種多様になります。物入れやお皿等の実用品やバッグ、アクセサリーそしてオブジェまで様々です。竹細工製品を楽しまれて下さい。

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