鈴木希依子 Kieko Suzuki – Actress and Talented Performer (In Japanese)

自己紹介をお願いします。 女優とレポーターをしている鈴木希依子です。 私は千葉県出身で、明治から続く日本料理屋の娘として生まれました。小さい頃から、女将である母に、“子供のころは上質な芸術に触れるのが大事”と色々なお芝居や美味しいご飯を食べに連れて行って貰いました。 その経験がその後、もっと色々なものが見たいと中学からアメリカに留学したり大学で芸術を専攻したりしたことに結びついている気がします。

左右田智美 – ロンドンでデザイナー

記・マイク・サリバン 自己紹介をお願いします。 ロンドンでデザイナーをしている左右田智美です。東京都出身で、ロンドンは今年8年半目です。 http://www.tomomisayuda.com/ 左右田さんのお仕事についてお聞かせ下さい。 Royal College of Art(英国王室美術大学院)のデザインプロダクト科をこの夏に卒業しました。私は主にインタラクティブデザイン/アート作品を在学中、在学前からも制作をしています。大学院に入る前は、ロンドンのインタラクティブデザインのスタジオにデザイナーとして勤務したり、自分自身のプロジェクトをメディアアーティストとして発表していました。 どのようにTomomi Sayuda Studioはスタートしましたか? 私の自分自身のレーベルとしての作品の発表は2009年にロンドン芸術大学を卒業した時からです。iBumというお尻をスキャンする作品を卒業制作作品として発表したのですが、その作品が色々と評判になり、雑誌やTVをはじめとしたメディアに取り上げられました。それからというものの、色々な展示会に招待されたり、更に新しい作品、Oshibe, Hands, on等をアートの展示会にフリーランスのデザイナーとして他の会社に働きながら発表していきました。 RCAに在学中も個人のデザイナー/アーティストとしてインドやスペインで展示をしたり、ロンドンのビクトリア&アルバート美術館でトークを行ったり、NHKの海外交流番組に出演したりすることもあったので、在学中も学校外に個人のデザイナーとしてちょくちょく露出していました。 技術について教えて下さい。 元々日本の武蔵野美術大学の工芸工業デザイン科に通っていたこともあり、基本的なアナログなデッサンの技術、モデリング力などは日本で培ってきました。その頃はインダストリアルデザイン、陶磁器のデザイン等について学びました。 日本に居た時は、テレビ朝日のミュージックステーションのセットデザインのCADのデータからドローイングを書き起こすバイトをしていたので、そこでショービジネスの裏方の仕事を体験しました。あとは、ベンチャー企業や派遣社員として大手の会社でウェブデザインのアシスタントの仕事をしたりしていたので、ウェブに関する基本的な事を学びました。日本に居た頃は美術系のバイトの他にもコールセンターのバイト、USENの本社で電話取り次ぎの仕事、販売応援員として大手のカメラ販売店でカメラ、携帯の販売のバイト、営業のバイト等もしていたので、基本的な事務のスキル、セールスプロモーションのスキルはそこで身につけたのだと思います。 結局日本の大学を中退してロンドンの美大に入り直したのですが、最初に入ったコースが現代アート的なアプローチの写真のコースで、そこでコンテンポラリーアートとしての批評的な作品の捉え方、基本的な写真の撮影の仕方を学びました。その後グラフィック系のメディアデザインの学科に映ったのですが、そこからビデオ編集、メディアアート制作についての知識、たとえばArduinoやMax/MSP等、プログラミングの基礎的な知識も手に入れました。 ロンドンでの大学生時代は他にフリーランサーとしてwebデザイナーとしてクライアントを持っていました。FlashやDreamweaver等はそこで独学で学びました。 ロンドンに来てから、パフォーマンスディレクターのカズコホーキさんがやられているフランクチキンズをちょくちょく手伝っていたので、そこでパフォーマンスアートの裏側について、パフォーマンス力も含めて色々学びました。 Kin design というロンドンベースのインタラクティブデザインのスタジオで働いていた時は、美術館にあるタッチスクリーンの端末のUIデザイン、人が触って体験できるような教育用体験端末のデザイン、印刷物、スクリーン等のグラフィックデザイン、デジタル系のデザインディベロップメント、ビデオ編集の技術等を身につけました。 RCAに入ってからはsolidworksでのCAD、金属、木工加工の技術、高度なモデリング、プロダクトのスタイリングの技術、プレゼンテーションの技術等を身につけました。 作品のアイディアは、どこから来ていますか?どのような発想をして作品のデザインに落とし込みますか? 私の場合、これを言うと問題視されるかもしれませんが、作品のアイディアは直感に任せます。横尾忠則や岡本太郎等、直感を大切にするアーティストは私以外にも他にも居ると思うのですが、私も直感タイプです。大体の作品は 直感でひらめいた事を大切にしながら、最後のイメージをクリアに描いて、そこから一気に作ります。 最初はなぜこれが直感的に良いのか分からなかったりする事もあるのですが、直感でひらめいた事は後で考えると自分自身の過去の出来事にうまくリンクしていたり、説明がつくのが不思議です。 そのために、ひらめいた後になぜそう思いついたのか色々な視点から考えなおして、それからうまく他の人に説明できる根拠を作って伝えます。 他に具体的なインスピレーションの得方の方法をあげるとしたら、私の場合は日本の生活史に関する本が好きなので、昔の人の生活に関する歴史本を読んだり、誰かの自伝的な私小説を読んだりする事でしょうか。 他にはマイナーな国に旅行を短期間で一気にたまに行ったりする事が好きなのですが、そこから得られるインスピレーションも強く影響していると思います。 デザインにどのくらいかかりましたか?そして、作品の製作期間をお知らせ下さい。作品を作る際のプロセスを簡単に説明頂けますか? Desktop Fireworksを例にあげるとしたら、デザインの発想、実験、試作等含めて4か月くらいです。大体思いついたら早い段階で作って実験します。そして実際に動かないと面白くないので、実際にそのアイデアが技術的な視点から可能かどうかテストします。もしそこで難しいところがあると感じたら、もうちょっと簡単にできる方法がないか思索します。常に客観的にこの作品がどのように自分の観客に使われるか、楽しんでもらえるかどうか考えながら進めていきます。そして、ファイナルプロダクトを作る段階になったら、形のデザイン、色の配置等、色々試行錯誤しながら検討します。 私の作品はインタラクティブで、人とのコミュニケーション、自分のストーリーを伝える事が重要なので、ビデオ制作に使う時間を必ず最低でも1週間くらいは残します。撮影、AFを使ったアニメーション、ビデオ編集も自分で行います。 私は自分のプロジェクトを計画して前倒しで進めて、最後に余裕ができるように進める事が好きなので、発表一日前は意外とゆっくりお茶を飲んで、最終的な調整できる時間をできるだけ作れるようにしています。実際に今回の卒業制作の作品も発表の一週間前には大体終わって、そこから最終的な調整をする時間を作る事ができました。特に今回の卒業制作は健康に気をつかって、提出の直前でもほぼ毎日水泳に行ってリフレッシュしながらできていたので、その平然さを保てたのは作品の精度に影響したと思います。 一番人気のデザインは何でしょうか? これまでの作品で一番メディアの露出があったのはiBumだったと思います。The Mask of SoulやDesktop Fireworksもその次を狙えればと思っています。 The Mask of Soulに関してはカラオケに行った時に普段あまりしゃべらない友人がいきなり大声でゴールデンボンバーの女々しくてを歌い始めた事が忘れられずに、そこからインスパイアされて作り始めた作品です。 目の部分を隠す事で、プライバシーを与えたら人が恥ずかしくなくなるのか、それと真逆の要素である拡張器をマスクに隠して、言いたい事を言えるようにしてみたらどうなるかという自分自身の疑問を元に制作をはじめました。 公共のカフェにいって、知らない人を巻き込んで、二人の人にマスクを被せて悪口を言い合ってもらったのですが、普段シャイな人ほど大声でなかなか強い言葉を発し始めたのが面白かったです。あと、参加してくれた人々が自分の国の言葉で罵りあっていたのが面白かったです。何を言っているのか全然通じないのですが、観客はそのシュールなパフォーマンスを楽しんでいたので良かったです。 左右田さんの様なお仕事に就きたいと思っている皆さんへ、何か就職に関してのアドバイスはありますでしょうか。 興味のある事があるなら、自分でとにかく試してみるのが良いと思います。そして何度もそれを続けていく事です。そして興味のある人がいるなら、その人に会いにいって業界に入って現実を知る事。とにかく自分でやりたい事を仕事にしたいなら、その道を試行錯誤しながら自分で作るしかありません。 左右田さんの中で、どのくらい日本的要素を取り入れて仕事に取り組んでいますか? そして、どのように日々、日本についてのインスピレーションを取り入れていますか? 日本を取り入れることは意識的にやっていませんが、結局作品にルーツが反映されるものなので、結果的に日本的なものが反映されていると思います。私は日本の本を読むのが好きなので、そこからインスピレーションを受けるのは当たり前かもしれませんが。 […]

An Interview with Tomomi Sayuda – Reknowned London based Designer

By Mike Sullivan, translation by Weini Liao Please introduce yourself and your background, including your studies in Tokyo and London. My name is Tomomi Sayuda and I am a designer living in London. I was born in Tokyo and have been in London for eight and half years. http://www.tomomisayuda.com/ Please tell us about your work. […]

Joshibi University of Art and Design – Exhibiting at Hyper Japan London

Text by Mike Sullivan, photos by Ramata Cisse A very popular, and big, stall at Hyper Japan represented the Joshibi University of Art and Design, located in Suginami and Sagamihara in Japan. It was the first art institution in Japan for female students and is also the oldest private art school. This university has many […]